人生で誇れる無駄遣いの追加?

僕らの相棒は、「レクビィプラス LV」。
「2019年モデル:4WD/ディーゼル/2700cc/6AT」のハイエース・ハイルーフ・ジャストロー」がベースになってるそう。
ランク?で言うと「DX」って車種の様です。

「縁」と言うのは大切だと思っていて、大きな買い物では、「縁」を感じたり、「感」で心が動かされたりが大切だと思ってるし、今までの大きな買い物はそれで上手く行ってたと勝手に考えてます。

「レクビィプラス LV」の場合も最初は、ただの見学。
頭の片隅に「定年になったらキャンピングカーで日本一周低山登山の旅」があっての見学ですが・・・。
瀬戸のレクビィで見学を終える時に「キャンピングカーランド 名古屋店で、造ってる他の車両が観られるかも知れません。」と勧めらたのが始まりでした。

キャンピングカーランドで、色々と話しを聞いてた時の漠然とした「拘り」が、「車両サイズ」「ディーゼル」「寒冷地仕様」「安全運転サポート機能」。

まず「車両サイズ」は、山道を走ることが多い低山登山では、当然の選択。
なるべく小さいサイズで、居住性に優れてること。

グレード全長全幅全高
   標準469.5cm169.5cm198.0cm
   ワイド・ミドルルーフ484.0cm188.0cm210.5cm
   標準ルーフ・ジャストロー469.5cm169.5cm198.5cm
   ハイルーフ・ジャストロー469.5cm169.5cm224.5cm
   スーパーロング・ワイド538.0cm188.0cm228.5cm
   グランドキャビン538.0cm188.0cm228.5cm

次の「ディーゼル」は、単にコストと寿命。
寿命で考えると、大げさですが、ガソリン車15万km、ディーゼル車50万km(ハイエース100万km?)。
ディーゼルの寿命はあくまでも長距離利用であって、僕らの様な普段乗りは微妙なラインだと思います。

コストの点を考えると、最近のガソリン価格を見ると、だいぶ助かってるのは事実です。
ただ、オイル交換を早くしたり、別にAdBlueを補給したりと、これも微妙なラインなのかも知れないですね。
素人には難しいです。エンジン音や振動なんかを考慮すると正しい判断だったかどうかは分からないままですね。

法的規制で「ディーゼル車禁止」なんて時代は、あと30年は待って欲しいのが正直な気持ちです。

「寒冷地仕様」は、雪山へアクセスしますし、最低-12℃での車中泊経験もあるので、寒冷地でのトラブルは是非避けたい。

最後の「安全運転サポート機能」が、実は大変。
今は知りませんが、「安全運転サポート機能」を希望した時点で、中古は皆無。
新車でも、特定の車両を選んで無いと、その機能は実現できません。
当然、こればかりは「後からオプションで」という訳にはいきません。

新車でもシートを選ぶと「安全運転サポート機能」は付かない。(トヨタの都合)
2025年12月以降の生産分から衝突軽減ブレーキの装備が義務付けられるので、今後は改善されるでしょう。

とにかく僕らは、快適シートより「安全運転サポート機能」を選びました。
理由は、免許返納まで乗って「キャンピングカーで日本一周低山登山の旅」を続けていたいから、欠かせない機能だと考えました。
年齢と共に登る山は、どんどん低くなるのは仕方無い(そうあるべき)としても、頭と体が動いている間は二人で楽しんでいたいと思うのです。

選択肢が狭まる中で、展示車両の「レクビィプラス LV」に出会い、「縁」と「感」で購入を決めたのが2019年3月31日で、2019年5月25日納車となりました。

その頃から考えていたのが「座席」の問題。
助手席がスライドしないのは致命的な欠点。
長距離移動では、まさに地獄のしんどさ。足の置き場のも困るし、楽な態勢が見つからない。
1か月も過ぎると「座席を替える」と宣言してました。
と、言っても、手作りテーブルの様には出来ないので、色々調べてみると、ディーゼル車とガソリン車では、対応が違い、ディーゼル車での情報が少ない。

簡単ではないので、専門家にお願いすることにして、10社程度に見積もりをお願いしました。
見積もりで指定したのは、シートを運転席助手席共に「レカロシート・SR7F-GK100」に交換することだけです。

ただ、6社は、その手の作業は受けて無いとのことで、概算を出してくれた会社も35万円超えは確実。
見積もり比較で大きな価格差は「構造変更車検費用」が含まれてない点。
結構、「構造変更届」を出さない人も多いと聞かされましたが、3人乗りシートを2人乗りに変更するのですから、正規な手順はしっかりとしておきたい。

各社さんと、メールでのやり取りや電話でのやり取りをしました。
なかなか歯切れの悪い感じが多く疲れてしまいました。
最初から、キッチリとした説明と「構造変更車検費用」を細かく見積もりを出して頂いた愛知県岡崎市の「ハイエースのカスタム専門店」さんのお願いすることにしました。

カスタム前と後の様子(側面)

「DX」座席を撤去。(処分もお願いしました。)
「S-GL」用の純正エンジンベースと純正センターコンソールを設置。シートを「レカロシート・SR7F-GK100」に交換しました。運転席はアームレスト付をチョイス。

カスタムのための納車前

カスタムのための準備です。
オリジナルで3回作り直した、お気に入りのドリンクフォルダを外します。
この時点で、次回も是非とも生かしたいと考えてましたが、上手くいきますかね?

カスタム前と後の様子(上面)

1週間の預けで、車検まで終了しました。
カスタム後は、助手席がスライドして、ストレスが激減。
これで、僕も助手席で膝がグローブボックスに当たること無く座ることが出来ます。

レカロシートはハイエースでも乗り降りしやすいタイプを選びましたが、ホールド感はしっかりあって、カーブでの腰の安定性などは感じます。
予定外だったのは、シートを倒した状態での仮眠は無理だった点。
レカロの特徴である腰痛予防機能の全体フォルムで、寝ようとしても反り返ってしまい、寝る態勢には程遠いです。
素直に、後ろの居住空間で仮眠をとるのが良いですね。
コロナ過で、まだ遠征には行けませんが、長距離ドライブでの疲れが軽減されることを期待します。

純正センターコンソール外した状態

ここからは、以前の状態に近づけるためのDIYです。
まずは、ドリンクフォルダをいかに前の状態に近づけるか!僕にとって凄く重要。

ただ、純正センターコンソール外した状態を見ると、自作のセンターコンソールを付ける人の多いことが理解出来ます。
4点の取り付け部分さえ合わせると色んなデザインが考えられそうです。

加工後のセンターコンソール

取り外された以前のドリンクホルダーを新しいセンターコンソール前方の開閉式小物入れを利用して取付ることにしました。
センターコンソールの前のRに合わせカットし、コンソール高さと開閉式小物入れに乗る様に併せてカット。
足を追加して、コンソール側面に立てて固定しました。

センターコンソールを取り付けた状態

もともとのドリンクフォルダのデザインのままで、取り付けることが出来ました。
同じ様な取り付け方法のドリンクフォルダが¥6000位で市販されてるので、良い出来でしょう。
流用なので、デザインの無駄が目立ちますが、それは将来の楽しみに・・・。

これで、僕らの相棒「レクビィプラス LV」は、希望してた最終形態になったのかなと思います。
人生で誇れる無駄遣いの凄い追加投資でしたが、これ以上は、メンテと修理ぐらいでしょうか?
バッテリーの寿命は避けられないでしょうが、早く画期的なバッテリーが出て欲しいですね。

投資したからには、二人で今まで以上に楽しんで生かしたいものです。


☆おまけのDIY☆

シューズBoxの前と今

シートを交換したついでに、半固定式のシューズBoxを作成しました。

写真左側は、ごちゃごちゃした感じですが、白枠がぶら下げ式のシューズBoxになります。
下のケースは、今も前も燃料予備タンク収納ケースで、20Lの携行缶をそのまま収納出来ます。
遠征には欠かせない物で、液こぼれがあっても匂いや液体などが漏れない様になってます。

新しいシューズBoxは、燃料予備タンク収納ケースと一体型で、一応トレッキングシューズが入る高さで、泥受けごと出し入れします。(滑り止め付)

上面はベンチや物置きとして使用しますが、調理の時はテーブルになるかも知れません。
状況に応じた使い方が出来ると思いますが、前面に開閉式扉があっても良いかも・・。