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明神山-乳岩峡ルート

明神山-乳岩峡ルート
みょうじんさん
愛知県 東栄町
登り:3.5H 下り:2.45H
標高:1015m  座数:41



7時00分 自宅を出発 
 天気は快晴で、体調もOK。朝食もしっかり済ませて、「曰く付きの明神山」に向かう。一ヶ月前に通った道で地図を見なくても問題なく進めます。
 いつもの参考書によると“乳岩から登る登山道は比較的距離が長く、ハイキングとしては上級者向きコース”とある。

 前回はこのコースであった為、今回も当然このコース以外を選択するはずが無いのでありました。(けっこう頑固)
 ただ、今回の写真撮影はすべてbogyの担当です。私はハイクに集中する事にしました。

9時34分 乳岩狭入り口到着
 売店前から車を停められるスペースを探しますが、既に車は一杯(前回もそうでした)です!
 よっぽど人気の場所なのでしょうか?いろんな場所から来ている様で、静岡や滋賀のナンバープレートも見られます。

9時43分 明神山に向け出発
 直接、明神山に向かうのも良いですが、初めての人は「乳岩」をとばすのは勿体ないです。途中のコースから、一週すると又元のコースに戻ってこられます!わずか20分の寄り道です。 乳岩までの道は綺麗な川の流れと木々に覆われていて、道も整備されています。もし、都会暮らしの人なら、ここに身を置いているだけで満足する事間違いなしです。

 乳岩一週コースはこれから明神山へ行くための良い準備運動になります。通天洞と【通天門】は我が家のお気に入りです。ただ、逆に一週すると通天洞あたりは危険ですので十分に注意が必要です。 ここは、来る度に(まだ3回ですが)キノコを豊富に見る事が出来ます。生まれて初めて【タマゴタケ】を発見したのもここでした。この時期は珊瑚の様に見える“ホウキタケ”の仲間を良く見かけます。

 しばらく進むと、広葉樹とキノコの森を抜け針葉樹の中へと入ります。ここからはじわじわと続く登りです。
 周りの雰囲気が全く変わり、太陽がジリジリ感じます。足下は、石ころだらけの感じですが、木を組んだ足場が整備されています。が、割れていたり釘が剥きだしになっていたりしますので注意が必要!! いよいよ、前回の屈辱ポイントが近づきます。

10時37分 一服の岩到着
 出発からわずか1時間!家の場合は途中の停止が頻繁にあるので、実際には40分位だと思いますが、曰くのポイント到着です。(あれはいったい何だったんだ)この場所で3人での記念撮影は当然ですネ。この場所で「明神山」まで残り3.3キロとなってます。 これから先も、木の根が剥きだしの足下の悪い道が続きます!当然登りです・・ふう ^^;  辛い道でも、キノコ達に遭えると楽しいものです。 登りがとぎれた場所あたりに小川があり、少し休憩です!水も綺麗なので、いい気分。

 私とbogyは汗だく・・・Tシャツが搾れます。さすが34度です!しかし、junさんは殆ど汗をかいていません。この人の体質はどうなっているのでしょうか?休憩の後、進んで行くと景色が岩を中心に変化してきます。

11時15分 鬼岩到着  
 ここまで来て車の多かった理由が分かりました。何とロッククライミングをやる人の多い事・・・(‥;)  クライマーの間を遠慮しながら、明神山を目指します。鬼岩を抜けると、又足下の悪い登りがしばらく続きますが、登り切ったあたりの【景色は最高です】。この時点で、残り2.2キロの表示が有ります。   この辺りから、進行方向と足下、手元には十分に注意する必要があります。出来れば、進んだ後に時々振り返って、下山の時の景色をイメージしておくと良いと思います。 “何気なく進んだら崖”“木の根に足を掛け転倒”下りを想像すると登りの時から気配りが必要な感じです。  

11時26分 胸突き八丁入り口到着  
 経験が浅いからでしょうか?「胸突き八丁」を予告する道標を見たのは初めてです。しかし、この予告は大切ですネ!“山の頂上まぢかの、けわしい急な坂。転じて、物事をなしとげるのに一番苦しい時期”まさに、その通りの険しい道です。段差が有る道が続くので、足への負担はかなりのもので、でも、時々振り返ると段々と景色が変化して来ます。その景色を糧に頑張って登ります。 12時11分 胸突き八丁ノ頭到着  この辺りが6合目になる様です。まだまだ息を抜けない道が続きます。変な方向に進むと大変です。ふう~っ ^^; この辺りからは、山の尾根を歩いているのが良く分かります。

12時35分 7合目
 7合目で鎖で岩場を登り、8合目で梯子を登り、岩の上に立つと、両脇は断崖絶壁です!!「馬の背岩」のたてがみと思われる所でbogyは笑顔で立ってますが、写真を撮っている私はビビッテます (‥;)
 但しここからの景色は最高で、【鳳来湖と山並み】は“写真では伝わらない”と思わせる美しさでした。
 本来なら、ここで食事としたいのですが、飲料水の残りが心配なので、頂上まで我慢する事に・・・
 後はもう少し!しかし、ますます険しい登りで、危険度も増してきます。ちょっとしたスリルはあちらこちらに散らばってますので、疲れを感じている暇は無いかも?

13時08分 明神山山頂に到着
 登りきったら、場所は突然開けて、目の前に赤い展望台が・・
「ついた~っ」これはjunさんの第一声「死ぬ死ぬ!!」これが私の第一声!そして、「なんで、こんなの建ってんねん?」。
 これだけ体力を使って登った山の頂上にこんな展望台があると誰が想像するでしょうか?おかげで、360度の展望が楽しめるわけですが・・・ 頂上では2組が既に食事を終えて、展望を楽しんでいました。展望を楽しむ前にまずはお弁当ですが、ここで反省点が・・・今日の温度は34度で、おまけにいつもより登りの時間が長かったので、おにぎりが少しばかり高温状態にさらされた様です。念のため、冷水と同じ袋に入れてあったので腐っては無いですが「う~っ、不味い!」
 若いカップルは「お先に!」で下山して行きます。口の中の不味さと疲れで「はい、どうも」と答えて、慌てて「気を付けて!」と付け足します。 bogyとjunさんはと言えば、今日はパンをチョイスしていたので何も問題なし、おにぎりをお茶で流し込みます・・・「今日は頂上で十分休憩してゆっくり下山しようネ」と3人の意見が一致したのでした。 

 食事を終え、【展望台で景色を楽しんでいる】と、「お~い!頂上やで」「お~い!頂上についたで~っ」「いや~っ!!えらかったの~っ」「おい飯にしょうや」「先に記念撮影やろ!」思わず3人で顔を見合わせます。「行こうか!!」決断するのに時間は掛かりませんでした。昔から「おばさん3人で・・・」と言う話しがありますが、おじさんが5人もいて頂上の静かな空気を把握出来ないのかネ・・・ 普段なら「頂上で会った人に挨拶をしない」なんて事は無いのですが、呆れて挨拶もそこそこに下山してしまいました。(後から反省!一言注意するべきたった?)

13時45分 下山開始
 険しい場所を登ったら、険しい場所を降りて行くわけです。今回は他にルートがあっても、移動が車であるからには元の場所に戻るしか無いわけで・・・。
 下りが多くなると言っても、段差のある下りなりで、登りの数倍は危険です。7合目辺りから、私とjunさんは、木を拾い、杖に頼る事にしました。

14時35分 胸突き八丁ノ頭
 途中ですれ違ったおじさんが、ルートを間違えたらしく、道のない場所で本線を探して木の間をうろうろしてました。私たちを見つけて声を掛けて来たので本線に戻れたと思いますが、やっぱり油断大敵です。
 さて、胸突き八丁です。この頃には、膝が疲れを訴えて“わなわな”してます。胸突き八丁を下る途中でjunさんが突然笑い出します。理由はと言うと、「あまりに疲れて笑いが出てくる」との事・・・?。胸突き八丁を下る途中の殆どを笑いながら降りておりました・・・(すれ違う人がいなくて良かった)

15時17分 鬼岩通過
 クライマー達はお昼寝タイムの様で、レジャーシートを引いて、横並びで寝ています。この時間でお昼寝と言う事は今晩はお泊まりでしょうか?又、横を遠慮しながら通ります。

15時41分 一服の岩通過
 一気に下山します。さすがに足の全体が“わなわな”してます。

16時12分 乳岩狭入り口到着
 お疲れさまでした。みんなで川辺に降りて、足を冷やしてマッサージです。今回の明神山はコースが長く参りました。長くても、足下がもう少しまともなら良いのですが・・・しかし、色々と思いで深い山となりました。

19時30分 帰宅!!ビールにて乾杯