teku2 Hiking & Tanken

霊仙山

霊仙山
りょうせんざん
滋賀県 米原町
登り:2H44’ 下り:2H50′
標高:1084m  座数:172
take_off_volume.11



5時05分 雨音にどっきり
 「前日の予報では晴れなのに?」テントの雨音は心地よく好きなのですが、今日は、そんな予定じゃ・・・!!そんな時にKENさんのMAILで「予報が変わった!」何故じゃ!まっ、とりあえず食事にします。

7時54分 masamiさんとmiekoさん登場
 今回のtake_off会の幹事さん直々にキャンプ場にお迎えに来てもらいました。なんて贅沢なハイクだろうか!待ち合わせポイントに多少のずれは有ったものの、無事に合流しました。JR醒ヶ井駅に到着すると、KENさん、湯浅さん、しげさんとも合流、そのまま登山口に向かいますが、途中で私たちがお昼を用意していない事に気づき、またまた後戻りです。予定していたコンビニが閉店されており、更に登山口が遠のくハプニングもあり、幹事さんにいきなり迷惑を掛けてしまいました(^^;)

8時52分 登山口に到着
 《この先行き止まり》の案内を無視して走る続けると登山口横まで来ました。醒井養鱒場付近に車を止めて歩くと登山口までは1時間ある様なので、往復で2時間!この差は大きいです。 しかし、登山口に着いて準備を始めた途端に雨が降り始めます。仕方無く全員雨具を着込む事にしました。しかし、結果的にはこの事が良いヒル対策になった様です。

9時00分 いざ霊仙山へ
 同じ日の他のパーティーは、雨で登山を諦めて引き返しただけで無く、打ち上げ宴会の最中に自分の足から丸々と太ったヒルが落ちてきたそうな(^^;)登山口から廃村までの間での被害だと思われます。実際にしげさんの合羽に張り付いたヒルをJunちゃんが発見し大騒ぎしてましたから・・・
 廃村をすぎ、汗拭き峠に着く頃には、私は合羽を脱いでました。合羽の下は完全に脱ぎ、上だけいつでも着れる様にリュックの後ろに!普段でも登り始めたらTシャツになる人に合羽は辛いです。5合目の見晴らし台までは結構快適な道のりで雨に濡れた新緑を楽しむ余裕もあったのですが・・

10時05分 5号目見晴台
 この時点で合羽の上着を着ている人はいません。このまま雨が上がらないかな?と誰もが思った事でしょう(^.^)しかし、これからが本番でした!5合目をすぎると、道は険しくなり、泥道で踏ん張りが利かなくなります。登山靴の溝は埋まり、靴の効力も怪しくなってきます。とにかく息を抜けない道が続きます。

10時39分 お猿岩
 ここにきて多少足下が落ち着いた様です。新緑の道から、笹に囲まれた道へと変わります。お虎ヶ池に近づいた辺りからガスが発生します。しかし、ガスの雰囲気とウグイスの声が何とも不思議な感覚です。お虎ヶ池をすぎて登りになると、《伊吹山》が雄姿を現します。私たちはなんとついているのでしょうか?このままガスの中で展望は何も無いかも?なんて事を考えていただけに、一気に元気が出ます。あとは、展望の開けた広い斜面を登る道となります。よく見ると、北東の避難小屋には数人が休憩か?避難か?小屋の中にも人がいる様です。この辺りにくると風と雨とで体感温度はかなり低い感じです。流石の私も合羽の上着を着込みます。

11時44分 霊仙山山頂
 いやいや、本当に寒いですねーっ!ふと、5合目辺りを見ると大勢の登山者が見えます。下山後解った事ですが、なんと登山口までバスで乗り付けた30人の団体様との事です。30人があの道を!(^^;)考えると恐ろしい・・

  まずは雨がひどくなる前に記念撮影を済ませますが、レンズを拭きながらの撮影となりました。記念撮影を済ませるとあまりの寒さに合羽の下も着込みます。この中で、まだTシャツでいるmasamiさんはどんな環境で育ったのでしょうか?ここでなるべく風の影響の少ないポイントで食事にします。もっとも、何処でも似たような感じで寒い事に変わりは無いのですが・・  不思議な事に雲がどんどんと無くなって行きます。全く見えなかった景色が見え始め、食事が終わる頃には琵琶湖も確認出来るほどまで回復しました。いやいや、偶然にしても嬉しいですネ

12時10分 下山開始
 寒くて食の進み具合も今ひとつでした。寒い場所でサンドイッチは合わないなーっ。さて、丁度団体様とすれ違いに、下山を開始してしばらく行くと、男性が土を掘り返して傍らには一升瓶や錆びた缶があります。話しを聞くと地元の方でボランティアの清掃登山を毎年行っているとの事!気になって掘ったら、大量に埋められたゴミが出てきたとの事です。おそらく持ち込み宴会でもやったのでしょう?本当に許せない行為だと思います。
 下山を始めると道が変貌してます(^^;)登る時は問題の無かった道もしっかりとこねられてドロドロの道です。悪天候の中で人間が一気に通るわけですから無理もない話ではありますが、この道を通り下山する団体さんに事故が無い事を祈るばかりです。いやいや、今は何より自分たちが安全に下山しなくては・・・下山を始めると晴れ始めた雲がまたたちこめて、折角見えてた展望を塞いで行きます。ちょっとの時間差で展望を楽しめるか楽しめないか!いやいや山は非情です。

13時15分 お猿岩
 またまた凄いガスが発生してます。この高さを丁度雲が流れているのでしょうか?予想通りに道はぐしゃぐしゃ状態で、今日ほどストックのありがたさを感じる日も珍しいです。見えるのが道と前の人のお尻だけなので、歩く事に集中出来て良いのかも知れないですね

13時45分 5号目見晴台
 ここまでくれば!?と誰もが思った事でしょう(^.^)天気も回復に向かっている感じですし、休憩の後歩き出すとやはり道は滑りやすくなってました。今日は何人が尻もちをついたでしょうか・・

14時30分 廃村到着
 ここでドロドロの靴や合羽を沢で洗う事にします。たまたま先客の女性3人組が同じ様に靴を洗ってました。3人ともインターネットをやっているとの事で湯浅さんと私はアドレスを教えます。ついでに温泉について聞かれたので、グリーンパーク山東を教えましたがちゃんと行けたでしょうか?

15時00分 廃村到着
 さて、後は反省会のみ!しかし、masamiさんがヒルの洗礼を受けている事に気づきます。幸い、付いたばかりの様で血はあまり吸われていない様です。いやいや、怖いですネ

15時17分 醒井楼別館到着
 これから先はただ食べて、お酒を頂いて、わいがやあるのみですが、《醒井楼別館》は不門山松尾寺の直営店との事で、店の中もお寺さんの様になってます。女将さんが登場していろいろと説明してくれましたが私のレベルでは難しくて(^O^)

17時20分 解散
 今回はmiekoさんがドライバーを引き受けてくれて、ちょっと恐縮かな?特に誰かさんは・・。10分後には駅に着き、その10分後にはキャンプ場に着き、何とも近い場所であった事を再確認です。今回のオフ会もいろんな事が勉強になりました。雨とは言え、楽しいハイクでした。幹事さん!お疲れさまでした、とにかく全員が無事に下山出来て良かったですね。

 どの山も同じだと思いますが《霊仙山》 は一般向けの山となってます。しかし、これは条件の良い時の話しであって、今日は明らかに健脚向けのコースだったと感じます。ベテランの人でも足を滑らせる様な雨のコースにロングのレインコートで登る様な団体さんが来るのはどうかな?と考えた日でもありました。もし、今回のオフ会によし庵さんが参加していたら、きっとホームページのネタとして使っただろうなーっ。ネッ!!