teku2 Hiking & Tanken

朝熊ヶ岳

朝熊ヶ岳
あさまがたけ
三重県 朝熊町
登り:1H40’ 下り:5H20′
標高:555m  座数:166
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6時30分 さわやかな目覚め
 前夜の宴会でかなり酒が進んだ割には余裕の目覚めとなりました。yokoさんが美味しい伊勢海老のみそ汁を作ってくれる間に他の寝ているメンバーを残して散歩に行きます。約40分の散歩で、よし庵さんのご近所を一回りしました。良い環境の場所です。そんな場所だけに、昨夜は御近所さんはうるさかったのではと心配になります。

8時30分 いざ!朝熊岳へ
 朝から遠慮無しに、美味しい食事を頂きました。少しは遠慮しろ!と怒られそうなほど、たらふく頂きました。卵焼きも、伊勢はんぺんも、伊勢海老のみそ汁も、私の食欲をいつも以上に増幅させるのでした。食事を済ませると、車2台に分乗し五十鈴川駅へ移動、五十鈴川駅から電車で朝熊駅まで移動し、朝熊岳道から朝熊岳を目指します。

9時24分 朝熊駅到着
 駅は静かで、《観光地化されたハイキングコース》で無い事を願っていた私はホッとします。案内板には《近畿自然歩道・朝熊岳金剛証寺への道》との案内があります。よし庵さんに貸して貰ったガイドによると【伊勢志摩地方では、亡き人の霊は朝熊山に登ると信じられており、古くから「たけまいり(朝熊岳参り)」信仰がさかんだった。そのよりどころなす金剛証寺は臨済宗南禅寺派の寺で、今から1400年ほど前に暁台上人が草創、天長2年(825)弘法大師が真言宗の道場を開き、その後、応永年間に仏地禅師が再興した。あじさい寺としても有名で、初夏には3500余の花が境内に彩りをそえる】私には難しいですが、今歩くこの道も歴史のある道で、色々な人々がそれぞれの思いで歩いた道という事でしょうか。朝熊岳道は、良く整備された道で、所々から見える展望も素晴らしいです。石仏の殆どが首の部分で割れたり、紛失しているのが気になりましたが?

11時08分 朝熊ヶ岳山頂
 山頂は広々!タッチの差で、団体様に占拠されてました。記念撮影のお手伝いをしつつ、人が減るのを待って、私たちも記念撮影をすませます。素晴らしい展望ですが、ガスで伊勢湾は微かにしか見えない状態です。まっ、心配された天気だったので、晴れているだけでも幸せというものです。記念撮影を済ませると《経塚群》へ向かいます。経典を永く後世に伝えるため、経筒などに入れて地中に埋め納めて塚を築いたものとの事です?
 針葉樹の林を抜け、《金剛証寺》へと!そして、極楽門を抜けて先に奥の院へ向かいます。《卒塔婆》に囲まれた道は不思議な感覚を受けました。奥の院には、《卒塔婆》の価格表が大きく貼られており、個人的には納得のいかない景色に遭遇した気分です。《侘び》の世界に《卒塔婆》の価格表が含まれているのでしょうか?

12時03分 金剛証寺本堂と弘法茶屋
 本堂をそれぞれに見学し、茶屋でお昼にします。幸いに人が少なく茶屋も貸し切り状態で、ストーブがとてもありがたいです。ここはやはり《朝熊うどん》を頂きます。思ったよりも濃い味のうどんでしたが、関東のうどんと違い、汁もしっかりと頂けました。yokoさん達のにぎってくれた伊勢の海苔のおにぎりがうどんと良い相性です。

12時45分 宇治岳道へ
 たっぷりと休憩し、体を温めた後は、子宝を授けてくれると言う《おちんこ地蔵》の横を抜け、伊勢志摩スカイラインの上を通り、宇治岳道へと向かいます。三角点マニアのしげさんは、流石に事前調査をしっかりしていて、目的の三角点を全てゲットして帰るつもりの様です。宇治岳道に入ってしばらくすると、最初の三角点《朝熊岳》で全員でお約束の記念撮影です。三角点ゲットにつき合うのはここだけで、後は藪こぎが多いので、参加希望者だけとなりました。
  宇治岳道は、最初は気持ちの良い道が続きますが、やがてガレと岩の道へと変わっていき、足への負担が大きくなってきます。このあたりから運動不足と体重が自分を苦しめます(^_^;)伊勢神宮の内宮に入った頃には、もうガクガクでした。伊勢神宮に入った途端に人がドドッとすごいです。

15時37分 伊勢神宮の内宮神域
 人の多さにもビックリしましたが、私とJunちゃんは巨木の多さにビックリです。ふと、《人の聖地で無いと木々も生き残れない》との話を思い出しました。理由はともかく、この木々達がこれからも長くこの地で生きていく事を願うのでありました。それぞれの思いで、内宮を出ると、《おかげ横町》で少しお買い物を済ませます。そして、名物《赤福》!私たちは明日もあるのでパスしましたが、Miekoさんが、店に入ると「売り切れ」と残念そうに戻ってきます。が、そこに、赤福の文字の入った軽トラックが「来たっ!」と直ぐに反応し、店に戻るMiekoさんです。素晴らしいフットワークと判断力(^o^)戻った時には、しっかりと《赤福餅》を手に持っていたのでありました。

17時00分 解散
 五十鈴川駅の手前で、車で帰宅するMasamiさんとMiekoさんとはお別れです。この頃には、天気もかなりヤバイ雰囲気ですが、よし庵さん企画のoff会は天気にも恵まれ大成功でした。五十鈴川駅までしげさんを見送り、時間も予定通りに終了です!皆さんお疲れ様でした。なんだかんだと7時間の低山ハイクなのに皆さんの体力には関心します。前日の夜にあれだけ飲んで、何故!こんなロングハイクが出来るのか?

 この後私たちは、またまた、よし庵さん宅にお世話になりました。流石にこの日は早めに就寝、朝まで爆睡でした。いやいや、何より一日旅館の女将さんを努めてくれたyokoさんは他の人以上に疲れた事だと思います。本当にありがとう。