teku2 Hiking & Tanken

熊伏山-撤収-

熊伏山-撤収-
くまぶしやま
静岡県 浜松市
標高:1653m  座数:—


いきなり、登山スタート40分で、撤収となってしまいました。
相互リンクの皆さんのサイトをちゃんとチェックしていれば奴ら(ヒル・蛭)の存在を知れたのに・・・・。
なぜ、奴らは気づかずに進入出来るのか?
彼らの動きを見ながら、熊伏山の登山道で「なぜ?」と、考えてみました。
彼らの進入を推測するとこんな感じでしょうか・・・

1. 登山者が写真撮影などで、停止する
2. 奴らは靴にとりつき、勢いよく這い上がる
  ここで、とりついた場所でルートが分かれます。
3. 奴らは、それぞれ分岐で瞬時に判断するのでしょう。

A. 登山靴のレース部分(靴紐)に到達した奴
B. スパッツと靴の靴側に潜り込んだ奴
C. スパッツと靴のスパッツ側に潜り込んだ奴
D. 更に上へと進む奴

今回、Junちゃんにとりついた奴は、全て(C)のパターンで、彼女はスパッツを這っている時点で撃退したので、被害はありませんでした。
(A)と(B)のパターンの奴は、そのまま、進入して、靴下に到達!縫い目から口を強引に入れ込み、あとは吸うだけです。

ただ、今回気づいたのは、(A)の部分にとりついた奴らですが、これがたちが悪い進み方をします。
まず、靴紐から、一旦、アイレット(鳩目)の下に潜り込みます。すると、全く見た目は気づかない・・。
で、そのままアイレット(鳩目)の下を進み、タン(舌革)の部分から靴の中へ進入する。

今回、私の場合がこのパターンだった様で、警戒してスパッツを外して、既に吸ってる奴と靴下で吸う寸前の奴を、チャッカマンで取ってる間に、どこからとも無くまた一匹現れました。
で、靴を脱いで、アイレット(鳩目)の部分を開いてみると、しっかりと中に2匹いました。ところが、隙間が狭いので、奴らを取り出すのが大変でした。小さな木片で突いて、出た所をチャッカマン!って感じです。
左右併せて、6匹程度を退治しました。
ちなみに、(D)のパターンが、たまに背中をやられたとか、首とか、の被害例があるのでは!と思います。

この例が、想像力豊かな人の「上から襲われた」の話の基になっているのでは!と、勝手に思ってます。
奴らの居ない山か、時期を選んで行けば、こんな苦労は無いのですが・・・。
どの程度いるのかが分からないので、試しに・・・の気持ちが芽生えてしまいます。

しかし、流石に、今回はJunちゃんもかなり疲れた様で、「ヒル情報のあった山へはこの時期は絶対に行かない」と強く宣言してました。
吸われても痛いわけでも無く、後遺症と言えば、小さな傷口と暫く止まらない出血と赤く染まってしまう靴下・・・。
が、やはり、あの動きと、とりついた時の尺を取りながら進む姿は、我慢出来ないものがあるのです。