teku2 Hiking & Tanken

八嶽山

八嶽山
やたけさん
愛知県 富山村
標高:1140m  座数:95



13日夜 作手村へ移動
 明日の移動時間を短縮するために、二人で仕事が終わって夜の道をドライブです。 作手村のキャンプ場は誰も予約者がいないそうで、二人で30000m2のスペースを今夜は貸し切り (^_^) 静かに過ごせそうです。

13日夜22時 作手村に到着
 本当に静か・・・!?途中の道でも、殆ど車も少なく、村の店でビールを買って、寝る前に月を観ながら、虫と風の音を聞きながら、二人で飲みます。「貸し切りなんで好きな場所を使って下さいネ」の言葉通りに誰もいません!シーズンも過ぎたので、管理人も不在!究極の静けさです。この時私は、来年も同じ時期にキャンプに来る事を決めました。しかし、流石に寒いですが、この月なら明日は晴れそうだ!

5時30分 起床
 ドングリがテントに落ちる音で目覚めます。寒いですね~っ!春秋用の寝袋でぎりぎりって感じですが、寒がりのJunちゃんはしっかりと寝袋の上に更に毛布にくるまってます。
  予想通りの快晴です、昨日持参した朝食をとり、道具を車に詰め込んで、トイレも済ませ、少しだけ朝の散策をします。

6時35分 富山村を目指す
 以前に富山村の「日本ヶ塚山」に登った時は途中で食料の調達が出来なかったので、今回は事前に準備して来ました。今回は空きっ腹のハイクは避けられそうです。

8時50分 富山村の待避場所に駐車
 村の人の何人かと朝の挨拶を交わします。道路沿いに案内板があり、直ぐに登山道を発見します。熊野神社まで来ると、右隅に「八嶽山山頂へ」 の案内と警告文が・・・・

■注意■(登山者の皆さんへ)
 最近、登山中に転落・遭難事故が多発しています。低い山でも危険は一杯です。足元に十分注意して余裕ある行動をして下さい。富山村・設楽警察署

 まだ新しい看板でした。事故があると自分たちだけの問題で無く、地元の人たちにも迷惑が掛かりますから本当に注意して楽しみたいですネ。登山道はかなり良い感じです。竹林を過ぎるとキノコ達が顔を見せ始め、広葉樹の間から漏れる光が何とも言えない美しさです。そして、道は針葉樹の林から又広葉樹の林へと (^o^) とにかく、変化が有って、歩いていても飽きない道です。

10時22分 急登の始まり
 ブナの木々に囲まれた「八嶽山山頂へ」 の案内を過ぎると細く急な登りの始まりです。今日も私たちだけの貸し切りかと思っていたら、上の方から鈴の音が聞こえてきました。先客の様です。後ろを振り返ると湖と山並みがとても綺麗です。
 年輩の御夫婦の様です「こんにちは」と背後から声を掛けると「先にどうぞ」と停まって道を譲ってくれました。少し話しをすると、私たちより15分前に登り始めた様です。互いに「この登りはきついですネ」と苦笑い・・・

11時02分 八嶽山山頂
 「ふぅ~っ」と思わず声が出ます。山頂に着くとベンチが二つ!「あれ~っ、展望が無いネ」期待していた展望が木々の間から微かにありますが、残念です。とりあえず休憩していると先ほどの御夫婦が到着し、右と左のベンチを分け合い話しが始まります。
  話を聞くと静岡から2時間ほどで来たとの事です!こちらは同じ愛知県なのに直接来ると4時間以上掛かる!!羨ましい~っ (^_^;) 二人で愛知の山も含めて、色々と歩かれている様で、私たちの先輩と言うわけです。
 時間も良い感じなので食事をとる事にしますが、展望台の案内を見つけ「どうせなら展望台の方で食事の方がいいやろ」 私たちの意見にお二人も賛成してくれた様で、早速移動します。

11時17分 八嶽山展望台でランチ
 「おぉ~っ!!すっご~い」 と決して大げさでは無いのです。 久しぶりにこれだけの展望を観ました。「苦労して登った者だけに与えられる褒美」とはこの事ですネ!早速展望台に上って互いに記念撮影を済ませ、展望台の下でランチにしました。(別に展望台の上で無くても景色は最高です)
 食事をしながら色々な山の話に盛り上がります。食事の後、私たちは「東又峠から村へ戻る」コースへ進み、お二人は戻るか進むか迷っている様でした。写真を送りたいからと、アドレスの名刺を渡し、メールを貰ったら必ず送ると約束し、私たちは出発です。

11時45分 尾根沿いの道を進む
 ブナの木々に囲まれた尾根沿いの道はとても気持の良いもので、山の所々には紅葉も観られます。40分近く、尾根のハイクを楽しんだ後は村を目指して下って行く事になります。左側が斜面で、道が狭いので自然と左足に負担が掛かります。今日は二人ともハイカットの靴で来たので良かった~っ
 
 所々で土砂崩れで道がふさがれていたり、橋が崩壊していたり、枯葉で壊れた橋が埋まっていたり、本当に気が抜けません (‥;) 道は気持が良いので満足ですが・・・
 そんな特に注意が必要な箇所が10カ所近く有った様に思います。小さな沢がある度に土砂崩れって感じです。これも、9月の雨の爪痕なのでしょうか? Junちゃんはストックで道の枯れ草を突いて、道がある事を確認し、足で橋を踏み、大丈夫な事を確認しながら進みます。このルートに限らず、ストックに体重を預けるのは危険ですネ、橋などで木が腐っていたらストックごと転落してしまいます。

14時30分 村が一望に
 椎茸栽培の丸太の並びを通り過ぎると村が見えて来ました (^^) 緊張の連続だったので「ホッ」って感じです。後は、車道まで降りて、待避場所の車に戻ります。 とても楽しいハイクでした。帰りの車の運転もこの満足感があれば苦にはならないでしょう (^o^) 6時間近いハイクなのに、疲れを感じ無いほど気持の良い道でした。しかし、「東又峠」から村へ戻るコースは思ったより道が狭く、危険な個所も多いので十分に注意が必要です。
 今回は紹介しませんでしたが、キノコも豊富な山で、私の手のひら以上もある大きなキノコや、ホウキタケまで観る事が出来ました。帰る途中で観た山並みもとても綺麗でした。 機会が有れば、是非もう一度訪れたい場所です。
 帰宅後この日のためにキープしていたnanさんから頂いた「箕面の地ビール」で乾杯しました。旨かった!!その後にメールを確認すると、山頂で一緒になった御夫婦からメールが来ていまして、御夫婦は登ったルートを戻られた様です。あの道の状態を考えると正解だったかも知れませんネ。
  早速写真を貼付し返信させて貰いました。息子さんの協力を得て、メールを下さった様です (^^) お互いにお疲れ様でした。